眞田岳彦サンのさび染めワークショップに参加して来ました。
はじめ案内メールを見た時、さびって染めに使えるの?
っという感じで興味津々で申し込んでみました。


家にある錆び製品を持参で..って事だったのですが、
自宅に錆び製品がなくて、実家に帰った時裏庭にあった
錆びた釘や針金を持って行きました。



始めは、持っていたさび製品からヤスリを使って
さびた粉を削り落としました。さびは体に良くないので、
マスクと手袋をして、皆で異様な格好で(笑)作業しました。
私の持参した物は、削り落としづらかったので
スタッフの方がいい色合いにさびた箱を貸してくれました。


自宅から持っていったさび製品はさびを削った後、
塩水でぬらした手ぬぐいに包み、黒いビニール袋に入れて
放置しておきました。



持参した思い出の写真を白黒コピーして、厚紙に張って
好きな所を切り取り、染めの型を作りました。
白いハンカチの上に型をのせて、削り取った錆びの粉に
バインダー(布に付着させる糊みたいなもの)を混ぜ、
薄く水で溶いて、筆で型の上を叩いていきます。
私の持参した写真は、相方が撮った実家近くの海の風景写真と、
去年行って良かった大垣の街中の写真で、これといった
形らしい形がなかったので、いびつに切れた木々の形や
建物の柵や屋根の形などを型取りました。



ランダムに型を置いてペイントし終わったハンカチは
ドライヤーで乾かした後、水でザラザラがなくなるまで洗い、
裏からアイロンをかけて出来上がり。
さび製品を包んでおいたてぬぐいも、同じように水で洗って
アイロンをかけ乾かしました。
てぬぐいの方は、この日お天気が悪くて、包んでおく時間が
短かったので、ぼんやりとしかさび模様は出ませんでしたが、
晴れた日に外に長時間置いておくか、塩水30%に3日ぐらい
漬けておくともっとバキっと色が出るそうです。
スタッフの方が見本で持って来ていたてぬぐいは、
とてもキレイに模様が出ていて、素敵に額装されていました。



作業が終わった後、皆の思い出の写真の事や
さび製品を拾ってきた場所などの話しを、作品を見ながら
聞いていて、それそれの時間が作品に映し出されていて
とても感慨深い発表でした。子供の自由な発想の染めはスゴかった。


眞田サンに少しお話しを伺っていて、牧場で羊を育て羊毛を刈り
糸を紡ぐ話しや、作品に使う綿花や稲を育てるところから
制作していく作品作りの話しは、とても刺激を受けました。
また眞田サンのWSには是非参加したいと思いました。


http://www.takehiko-sanada.com/index.html