八百コーヒー店での「くつを作ろう」会に参加して来ました。
お店の方が履いている、カラフルでパッチワークのような素敵な
靴を見せてもらってから、参加したいな...とずっと思っていた靴作り。



朝9時から始まった、曽田耕サンの靴作り作業。
午前中は、各自足のサイズを測り型紙に起こす。
足の長さや幅だけではなくて、足囲も細かく測定していく。
親指と小指の付け根の出ている所、指の一番長い所、
かかとなどを測り、線を結んで足の形を作り、
定規やコンパスを使って型紙を作る。

靴の型紙、靴底の型紙を起こして、
革と靴底に合わせて、マーカーで記すまでで休憩。
ランチにホットドックを頂きながら、参加している人と
話していると、革バッグ作りが趣味の方がいて、
バッグを見せてもらうと、とても細かな手作業で感心する。



午後からは、印を付けた革とゴムの靴底をハサミでカットする。
固いのでなかなかキレイにカット出来ずてこずる。
カットした物を、靴革の上下を合わせてボンドで接着する。
コンパスで印を付けて、縫い目の穴を桐であけて、
蝋が塗られた糸で布団針を使って、手作業で波縫いで
縫い合わせていく。固い革を縫い合わせるのは大変で、
作業している時は夢中になって気づかなかったけれど、
終わった後、指に縫いダコが出来ていた。
ゴム底をボンドで付けて乾かしたら、革面だけを水で濡らし
足の形に合わせて革を金づちで伸ばす作業。
水で濡らしただけで、革はかなり柔らかくなるので不思議。
縫い目もつぶして、ある程度形が出来たら、土踏まずに
クッションを入れて好きな色の革を貼って完成。



午後7時ぐらいまでひたすら黙々とみんなで手作業。
靴作りは初めてだったので、どんなふうに作業していくのか
想像も出来なかったけれど、そんな私でも1日で何とか
形にする事が出来ました。


ヌメ革なので、履き込んで変わっていく風合いが楽しみ。
靴って破れたり、かかとが擦れたりしたら直せるし、
デザインが気に入らなかったら、自分で好きな革を貼って
パッチワークしたりしながら修理できるんだな...
と、新たな発見をした日でした。