日比谷パティオで行われているテオ・ヤンセン展に行って来ました。
大学で物理学を学んだ後、画家になったオランダ人アーティスト。
交換可能な黄色のプラスティックチューブから骨組みを作り、
新たな生物の形を作り出す。ゴミ箱から拾ったチューブで
作り出していた生物は、ギャラリーを飛び出て、
ストランドビースト(strandbeest/砂浜生物)へと進化する。
風の力をエネルギーに羽が稼働し、
ペットボトルに貯まる圧縮空気で歩き出す。
アニマリス・モデュラリウスのデモンストレーションでは
動く様子が見れたけれど、砂浜で見たらまさにビーチアニマル!
って感じで気持ちいいんだろうな。。


さらに進化系では海水や岩を読み取り方向転換したり、
耐久性を考えた構造になっていたりするらしい。
退化した物体もそのまま残す作品作りは、新しい生命体を
作り出しているテオ・ヤンセンらしいこだわりだと思った。
科学とかアートとかエコなどの枠組みを超えた表現が、
新しいものを作り出して評価を得ているのを見ると、
現代は面白い時代なのかもしれないな..と思う。


客が動かせるアニマリス・オルディスの、足のバラついた
動きは本当の生き物みたいで面白かった。


http://www.hibiya-patio.jp/theo/