今年を振り返り、最後に面白かったアネット・メサジェの
展覧会を書いていたんですが、明日帰省するので
途中にして来年に持ち越しする事に。


今年見たものでは、大垣ビエンナーレ、横トリ、
ハンマースホイ展など、日記にしていなくて
印象に残ったものはいくつかあるのですが、
中でもターナー賞の歩み展のダミアン・ハーストの作品は
ずっと見てみたかったものを初めて見て、そのクオリティの
高さに圧倒されました。丸みのあるキレイな白い枠の中の
牛の断面の面白さ。間をくぐり抜けるように
見られる展示方法。想像していたよりグロさはなくて
むしろ美しさを感じた作品でした。
現代美術の歴史を振り返り見れて興味深い展覧会だった。
2000年以降、コンセプチュアル、社会派寄りの
作品が多いな、と思った。
グレイソン・ペリー の壷の作品がスゴイ面白かった。


今年最後のライブ、ラフォーレでのサウンド&ビジュアル。
先日のアップルでのLIVEも良かった(TENORION 初めて触った。
思ったよりちゃんとした曲が出来そう。)d.v.d
今年は何度もd.v.dを見たけれど、いつ見ても映像と音がリンク
しているのが面白くて、飛び跳ねたくなる。
DE DE MOUSEは初めて。何か怒っていた。。
ATAKの渋谷サンはよりラウドにアグレッシブになっていた。
マリアさんの訃報は驚いたけれど、より良い表現に音に
なってほしいと思う。ピアノを弾いていたのを初めて見ました。
久々に見た高木正勝。女性ボーカルをフューチャーしたピアノ曲
世紀末を思わせる暗く重いストーリーがあるような映像。
まるで映画を見ながら、演奏を聞いているような
不思議な構成のライブでした。
久々のRADIQ a.k.a. Yoshihiro HANNOのジャジー
カッコ良かった音は、風邪気味で体力がなかったので
途中で帰ってきたのが残念だった。


冷ピタはりながら見たM-1NON STYLE良かったですねぇ。
今年は世代が入れ替わった感じで、接戦で面白かった。
創刊より愛読してきたリンカランが休刊になってさみしい。
クウネルよりリンカラン派だったので、また形が変わって
読める事を願います。
今年最後の展覧会は、街道での田中裕伸サンの写真展。
拝島の古い映画館での写真イベント18Rの時、
初めて見た時のインパクトはスゴかった。
人が音が面白く生きている写真!
風邪が抜けないので最後のポ・ナイトは断念。
そしてやっと年賀状が作り終わった。


今年は本当に精神的に疲れた...という
一年だったような気がする。
あまりに色々悩み過ぎて、眠れない日も多々ありました。
女である事、主婦である事、その上で仕事をする事。
立場の違いや世代や違い...。どんなに相手の立場にたって
考えて悩んでも、結局物事は自分の立場からしか見えないし、
また相手も、自分の事は自分の思っている程、見えていない。
だからこそ言葉にしてコミュニケーションしていかなければ
いけないのですが、その狭間を埋める事も大変で
体力も精神力も消耗するものだな..と改めて思った年でした。


今年は、あまり外に意識が向かず、内にこもった年だったので、
来年はもう少し外に意識を向ける一年にしたいと思う。