なかなか日記が書けなくて、ちょっと間があきました。
5月のsoto映画会。
サッドヴァケイション青山真治監督2007年の作品。
青山真治と言えば、とよた真帆の旦那..ぐらいの
知識しかなかったので、初めて見た青山作品。
オープニング、ジョニーサンダースの曲Sad Vacationから始まる。
密航の斡旋の仕事をしていた健次(浅野忠信)は、
幼い頃精神に異常をきたした父が自殺し、母が出て行く過去を持つ。
その時引き取った中国人の子供と、ヤクザの友人の
知的障害者の妹ユリと暮らしていたが、中国人から逃れるため
運転代行業に職を変える。そこで客を送って行った運送会社で
母と再開する。問題を追った多くの人達がいる運送会社で働く事で、
自分を捨てた母に復讐する思いが沸き上がる。
誤解が誤解を生み、腹違いの弟と揉め合いになり
手を掛け殺してしまう。。そんな状況を全て受け入れる
母千代子と、健次の子を妊娠した冴子の心の広さと
ゆるぎない美しさに、新しい家族の在り方、人との関わり方を
考えさせられるストーリーです。
重い題材にも関わらず、さらりと見れてしまう
構成の仕方はさすがだな..と思いました。


映像がループし、コラージュのように繋ぎ合わされた編集の仕方や、
北九州の空の重い青さが、とても印象に残りました。
Helplessも見てみたいと思った。


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お母さんが作った料理をイメージして作られた
九州の郷土料理のかしわ飯。

・かしわ飯 / 鶏そぼろご飯。駅弁であるものを参考に。
北はそぼろ(南は肉の固まり)。
・鶏を茹でた時のスープ
・堅パン / 八幡製鐵所が、大正時代のカロリー補給に開発したパン。
乾パン以上に堅くて、食べるのが大変でした。
・レモンミルク / 冷たいミルクに甘酸っぱいレモン味のドリンク。