「とおりすぎるもの:経験として着るをとらえる#1」

明日12/10(日)dikeでは、低音ヴォイスで演奏する実験音楽家であり服飾の研究をする中村ゆいさんの「とおりすぎるもの:経験として着るをとらえる #1」を開催します。

「とおりすぎるもの:経験として着るをとらえる #1」のフライヤー

 
2015年5月dike biki展示での中村ゆいさんの演奏

中村ゆいさんの演奏の面白さを意識したのは、dike biki展で演奏して頂いた時からだと思う。2Fで諸根陽介さんが演奏してる中、1Fの風船が音を立て割れる空間で、身体を丸めうずくまりマイクを握り締め、床を這う様な緊張感ある低音ボイスに圧倒されたパフォーマンスを見てからだ。その後biki展がソウル北海道大阪で行われ、ゆいさんの演奏が場所に呼応するかのように変容していった。
2017月5月大阪FIGYA biki展でのゆいさんの演奏

 
ゆいさんが大学院で研究している「着る」という行為と、身体から発する極限まで削ぎ落とされた声/ボイスのパフォーマンスの類似性と新たな試みを聞いた時、ふたつ返事でdikeでのイベント開催をOKお願いしました。今回のパフォーマンスの概要を聞いた時に、日常的な身体行為なので、女性性を伴うものになるだろう…と思っていたので、ゆいさんが作る空間で、河野円さんのリベンジ演奏を見られるのは大変楽しみだ。
 
2014年4月dikeでの河野円さんの演奏

河野円さんはdikeが始まった当初「パク・ダハム+康勝栄, 神田聡+矢代諭史, 河野円ライブ」という実験的なイベントを開催してくれた方で、テープをフィードバックさせ演奏するアーティスト。河野さんの心境の変化がどのような音の変化になっているか期待です。
https://spacedike.blogspot.jp/2014/03/helicopter-records-park-daham-3-dike.html
 
13時半〜17時半はdikeの空間で中村ゆいさんのパフォーマンスが行われる予定です。15時〜15時半、17時〜17時半には河野円さんの演奏が、パフォーマンス終了後18時〜19時にはゆいさんとメディア史・ファッション研究家の工藤雅人さんのトークが行われます。13時半〜19時オープンです。(500円+1drinkオーダー)今年最後のイベントになります。是非お越し下さい。
https://spacedike.blogspot.jp/2017/11/projectionwearing.html
 
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「プロジェクション」、「実験」という名前を借りて、いま自分が研究していることを、パフォーマンス/行為として、研究データを分析した結果ではなく、「着る」という今まさに行われている最中にある出来事として、展開してみたいと思います。これは一回限りの完成品の展示ではなく、これまで続けられ、そして今後も続けられていく、活動の一端です。 初めての試みとなる今回は、自分の部屋という閉じた場所で毎日行われている「着る」という行為を、dikeというまた別の生活が行われている場所へ、他者へ開かれた時空へ移してやってみるという、なんだか少し怖いようなことを試してみる予定です。これまで日々の中に沈殿していた経験を改めて、始めてみる/初めて見るような、とある日常の中の一回限りの、しかし繰り返される試みに、ご縁のある方にぜひお立ち会いいだければと思っています。ー中村ゆいー
 
・dikeブログページ
https://spacedike.blogspot.jp/2017/11/projectionwearing.html
・FBイベントページ
https://www.facebook.com/events/1880271358949523/
・togetterまとめ
https://togetter.com/li/1177222
 
【日時】2017年12月10日(日)
 13時開場・13時半開始/19時終了
【会場】 space dike
 〒111-0021 東京都台東区日本堤2-18-4
 東京メトロ日比谷線 三ノ輪駅3番出口 徒歩5分
 http://spacedike.blogspot.jp/
・パフォーマンス: 13時半〜17時半 中村ゆい
・演奏: 15時〜15時半、17時〜17時半 河野円
トーク: 18時〜19時(パフォーマンス終了後) 工藤雅人、中村ゆい
【️参加費】500円+1drink(300円〜400円)
 
◼️出演者・登壇者プロフィール
河野円(こうの・まどか)
神奈川県生まれ。大学在学中に認識や知覚に興味を持ち、2003年美学校サウンド/アート表現講座の受講を機に、それらにより焦点を当てるような演奏に取り組むようになる。現在は主に、テープレコーダーやメトロノーム、金属板等を使用した干渉や間隔、変化を捉えた演奏を行う。
http://www.i-ma-wav.com/
 
工藤雅人(くどう・まさと)
1981年山形県米沢市生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。文化学園大学助教。専門は社会学、メディア史、ファッション研究。
論文に「洋服から身体を引き剥がす――ANREALAGEの示す『かたち』」(2011年,西谷真理子編『ファッションは語りはじめた』フィルムアート社),「COMME des GARÇONS以前のコム デ ギャルソン」(2012年,西谷真理子編『相対性コム デ ギャルソン論』フィルムアート社),「「広告」を飼い馴らす――1950年代の『装苑』における誌面構成と「広告」の関係に焦点を当てて」(2017年,『文化学園大学文化学園大学短期大学部紀要』48),「「差別化という悪夢」から目ざめることはできるか?」(2017年,北田暁大・解体研『社会にとって趣味とは何か』)など。
 
◼️主催者プロフィール
中村ゆい(なかむら・ゆい)
1981年札幌市生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程。意味や表象としてではなく経験や行為として「着る」をとらえることをテーマに、現在は服を選びとるときの「感覚」を切り口として、服を着る行為がいかになされているのか、経験/感覚の記述とその方法を模索しながら、考察している。研究と並行して、主に喉とマイクを使用したボイスパフォーマンスも行っている。

ANREALAGE「A LIGHT UN LIGHT」

12/10 dikeでの中村ゆいさん企画でトークに来て頂く工藤雅人さんが、ファッションブランド森永邦彦のANREALAGE/アンリアレイジについて書いた文を読み、丁度開催されていたパルコミュージアムでの「A LIGHT UN LIGHT」展を見た。

 


 
光にあてると変化する洋服の素材…。紫外光にあたると真っ白の服が真っ黒に変化したり、数台のスマフォのストロボで色や柄が浮かび上がってくる服。暗闇の中ライトを手に持ち、服にあてながら鑑賞すると影の模様、ニットやラメ、パッチワークやイラストなど様々な素材が浮かび上がってくる服…日常に身に纏う服とは掛け離れているようにも見えるが、スマフォを持ち歩く事が日常になった現在に、気づいたら最新の科学技術やAIが日常化している今、こんな視点でデザインされた服がもっとあっても面白いと思った。
 


 
今後ライブの演出などにどうデザインされていくのか楽しみだ。デザインエンジニアにはライゾマが、サウンドディレクションにはサカナクションの山口一郎が(先日情熱大陸でやっていたね!)参加していた。
(写真では展示風景が上手く撮れないのが残念。)
http://www.parco-art.com/web/museum/exhibition.php?id=1168
 



 

【アンリアレイジのてつがく―にていることとはちがうこと/工藤雅人(社会学、メディア史、ファッション研究)】
http://fashionstudies.org/review/kanazawa-04/
 

三原回個展「かみなりにうたれて死んだあのこのことを思い出している

10/20から三原回さんの個展「かみなりにうたれて死んだあのこのことを思い出している」がspace dikeで始まります。
 

<野方の空白での「死ぬのはいつも他人ばかり:reinstall」展の様子>






 
先日野方の空白で、2013年に発表された「死ぬのはいつも他人ばかり:reinstall」が再展示されました。この作品を墨田区のfloatとあをば荘で拝見して以来、三原さんの展示や企画には足を運ぶようになりました。震災から2年が経ちそれまで震災にまつわる作品を多々見て、どれも自分の中で違和感やズレを感じていたのが、ギャラリー内の誘蛾灯に集まった虫の死骸を見た時とても腑に落ちる感じがあった。三原さんの作り出す生物の生死を喚び起こす空間には、荒唐無稽としたユーモアが同居していてそれは何なのか…と考えさせられました。あれから4年が経ち再び拝見して、あの時とは違う空間の流れや感情が湧き上がっていて2013年との違いを思った。時が流れ変化していくものと視点。その後拝見した幾つかの作品も、生死をテーマにし矛盾や滑稽さを同時に空間に描いていました。死を身近に感じながらも突き放したような視点と現実との接点。世代が違う彼が人間の根本にあるテーマに向き合いどう感じ制作しているのか…とても興味深いところです。
 



 
今回の展示は「死ぬのはいつも他人ばかり」と同時開催されていた写真展と同じタイトルで、今年5月に美学校で展示した「Coup de Grace」と新作で構成されています。三原さんによると「数年温めていたプランの実現となります。かなりの自信作です!」とのこと。雷映像だけ見せて頂いた時と、椅子に座って体験するのとでは作品の印象が全然違います。様々な事を勝手に連想してしまう構造で、この状況に何故か笑みが溢れ、自然発生するものと人為的なものの際を考えさせられます。夏が終わり寒くなる前に、日本の情勢が左右される衆議院選挙があるタイミングで、この作品展が出来るのは本当に巡り合わせなんだなと思います。

<搬入が終わった「かみなりにうたれて死んだあのこのことを思い出している」展>


 
会期中の21日(土)18時より、オープニングパーティー&絶区シアター イベントを、28日(土)18時からは三原さんとdikeの二人で座談会を行います。dikeが映画館に?!久々に屋上を展示のために開放!…過ぎ去る夏を思い出しながらこの秋雷に撃たれてみませんか?ゆったり座って体験してほしい構成になっていますので、時間に余裕を持ってお越し下さい。
 



 
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三原回 個展「かみなりにうたれて死んだあのこのことを思い出している」

【会期】 2017年10月20日(金)〜22日(日)、27日(金)〜29日(日)
【開廊】 金:16時〜20時 / 土日:13時〜19時
【会場】 space dike
 〒111-0021 東京都台東区日本堤2-18-4 
 東京メトロ日比谷線 三ノ輪駅3番出口 徒歩5分
 http://spacedike.blogspot.jp/
【入場料】 300円
【協力】絶区シアター

・FBイベントページ
https://www.facebook.com/events/166680720579596/
 
■関連イベント
オープニングパーティー&絶区シアター イベント「かみなりにうたれて死んだあのこのことを思い出している」
10月21日(土)18:00〜
参加費:500円(入場料込み)+1drink(300円〜400円)
 
座談会 space dike + 三原回
10月28日(土)18:00〜
参加費:入場料+1drink(300円〜400円)
 
■プロフィール
三原回(みはらかい)
1987年東京都生まれ。2017年美学校修了。
死生観や、メディアを仲介することによる距離(または近さ)などをコンセプトに、既製品や映像を使用したインスタレーション、他にペインティングや写真などの作品を展開。
2012年よりentaku kikakuの名義で展覧会・イベントのディレクションも行なう。
http://mihalab.jp/
 
 

無能の運命/第六夜/spice dike

space dikeは、9/17(日) に高幡不動(東京都日野市)近くの浅川の河原と橋のたもとにある日野市東部会館の2会場で開催される「無能の運命/第六夜/spice dike」で「出張dike」を行います。(※会場はspace dikeではありません。ご注意ください。)
※赤文字、9/15追記


「SPACE DIKE FOR SPICE DIKE / SPICE DIKE FOR SPACE DIKE」
<秦さんがかっこいいフライヤーを作ってくれました!>
 
「無能の運命」は写真家 秦雅則さんとINNYさんが主催のプロジェクトで、月一回、毎回場所を変えながら、主に河原で開催されています。「無能の運命」についてはこちらを参考になさって下さい。
・無能の運命 Twitter https://twitter.com/munounounmei
・「無能の運命オープン/多摩川で秦雅則さんの写真展」
http://d.hatena.ne.jp/aon9/20170325/1492450207
・「無能の運命/第二夜/平間貴大」
http://d.hatena.ne.jp/aon9/20170501
・「無能の運命」ツイートまとめ
https://togetter.com/search?q=%E7%84%A1%E8%83%BD%E3%81%AE%E9%81%8B%E5%91%BD&t=q
 

<秦雅則さんが撮ってくれました。>

秦さんとイニーさんが作り出す都市の中の洞穴空間「無能の運命 第六夜」では今までdikeで展示をしてくれた、柳町匡俊さん、平澤最勝さん、秦雅則さんに展示、神田聡さんにライブをお願いしました。11月dikeでイベントをする予定の中村ゆいさんには中継でライブ参加して頂く予定です。相方は次の個展に向けての作品、私はここ5年程撮っている地元茨城の写真を展示する予定です。イニーさんと秦さんのおもてなしも色々あると思うのでお楽しみに!場所は多摩モノレール万願寺駅下車徒歩5分程の日野市東部会館(視聴覚室)です。詳しい場所はブログの地図の情報を参考にして下さい。13:00-17:00オープン。当日の詳細はTwitterにアップします。夏の終わり皆さんと一緒に楽しめたら嬉しいです。
当日雨の予報ですので、13時から日野市東部会館(視聴覚室)にいます。途中雨がやめば河原へ出る予定です。

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無能の運命/第六夜/spice dike
企画:無能の運命
主催:秦雅則とINNY
ゲスト:space dike
【日時】2017年9月17日(日曜日) 13時〜20時17時
    (開催時間前後にも企画計画中)
【会場】日野市にある浅川の河原と日野市東部会館(視聴覚室)
・日野市東部会館HP
http://www.kousha.jp/_toubu/
(浅川の河原の詳しい場所は地図の情報を参考にして下さい。)
https://www.google.co.jp/maps/place/%E6%96%B0%E4%BA%95%E6%A9%8B/@35.6663238,139.417326,17z/data=!4m8!1m2!2m1!1z5paw5LqV5qmL!3m4!1s0x0:0x610f57eca6d19220!8m2!3d35.6672389!4d139.4199438
京王線高幡不動駅下車徒歩10分、多摩モノレール万願寺駅下車徒歩5分 日野高校前バス停下車すぐ
【参加費】1,000円(BBQ・飲み物・花火込み) 無料

※最新情報は、無能の運命やspace dikeのTwitterをご覧ください。
・無能の運命 Twitter https://twitter.com/munounounmei
・space dike Twitter https://twitter.com/spacedike
・space dikeブログ https://spacedike.blogspot.jp/2017/09/munounounmei.html
Facebookイベントページ https://www.facebook.com/events/1893463474307935/

■展示
柳町匡俊、平澤最勝、秦雅則、畔柳寿宏、畔柳佐季子
■ライブ
神田聡(17時台15時台or16時台)、中村ゆい(中継/16時台)

<参考:各出展者のspace dikeでの展示>
柳町匡俊>
柳町匡俊 写真展「山」(2014年3月)
https://spacedike.blogspot.jp/2014/03/blog-post_64.html
<平澤最勝>
平澤最勝写真展「遺影」(2016年1月〜2月)
https://spacedike.blogspot.jp/2016/01/hirasawa.html
<秦雅則>
秦雅則 個展「二〇〇六年 何も覚えていない」(2016年9月)
https://spacedike.blogspot.jp/2016/08/hatahirama.html
二千十五年一月二十五日 写真 秦雅則 黒田光一(2015年1月)
https://spacedike.blogspot.jp/2015/01/hata-kuroda.html
<畔柳寿宏、畔柳佐季子>
畔柳寿宏・佐季子写真展「三ノ輪」(2016年1月)
https://spacedike.blogspot.jp/2015/12/kuroyanagi.html

<ライブ>
<神田聡>
Sound Screening Vol.4「ある瞬間を別の視点から同じように理解することは可能か?」(2016年5月)(ライブ)
https://spacedike.blogspot.jp/2016/04/sound-screening-vol-4.html
畔柳寿宏・佐季子写真展「三ノ輪」(2016年1月)(ライブ)
https://spacedike.blogspot.jp/2015/12/kuroyanagi.html
展::矢代諭史(2015年11月)(ライブ)
https://spacedike.blogspot.jp/2015/11/yashiro.html
biki個展「2015年5月31日の、13時07分41秒と、(中略)、風船が割れる 」(2015年5月)(企画、ライブ)
https://spacedike.blogspot.jp/2015/05/biki.html
大城真個展  "strings”(2014年10月)(ライブ)
https://spacedike.blogspot.jp/2014/09/oshiro-strings.html
パク・ダハム+康勝栄, 神田聡+矢代諭史, 河野円ライブ(2014年4月)(ライブ)
https://spacedike.blogspot.jp/2014/03/helicopter-records-park-daham-3-dike.html
<中村ゆい>
biki個展「2015年5月31日の、13時07分41秒と、(中略)、風船が割れる 」(2015年5月)(ライブ)
https://spacedike.blogspot.jp/2015/05/biki.html



場所は京王線 高幡不動駅から歩いて10分、多摩モノレール万願寺駅下車徒歩5分程の河原です。





この場所で開催予定です!
 

 


近くには高幡不動尊金剛寺があり、山を登って自然を満喫できます。
 

無能の運命ミーティング「無能」と純愛についてたっぷりお聞きしました。

<イニーさんが撮ってくれました。>


 
 

「(real) time と study tables」

次回space dikeでは7月21日(金)から「(real) time と study tables」展が始まります。今回の展示を二人にお願いする事になったきっかけは、tadahiさんはdikeの初期からずっと展示を見に来て頂いている一人で、以前見たSOBOでのタダ飯山と、ICCでの作品が印象に残り、展示をしませんか‥とお願いしました。そこで紹介されたのが関真奈美さんで、彼女とのユニット「study tables」で作品を発表したいとお話しを頂きました。

 
 

tadahiさんは、プログラムによる予期せぬ変換や、人を介して起こる認識のズレ、イメージの変換などに焦点をあてた作品を発表しています。
http://tadahi.com/
「全的に歪な行且」シリーズでは童謡「森のくまさん・桃太郎・シャボン玉」を文節に分け、その言葉のイメージ映像や素描を各アーティストに制作依頼して繋げた作品や、ネット上のイメージ検索からなる映像作品。
https://www.youtube.com/watch?v=fphi07iM_hg
https://www.youtube.com/watch?v=kS5P34ct7uY
六法全書の上にカメラが仕込まれたミニカーを走らせ画像キャプチャーさせ、その画像をOCRソフトで文字変換させた後、音声で出力させる作品。
https://www.youtube.com/watch?v=Ax7PQwIe4TA
その日のニュースがひとつ選び出され、文節ごとに切り分けイメージ検索をし、そのニュースの読み上げ音声とイメージ画像、言葉からなる映像作品。
https://www.youtube.com/watch?v=0kzaQRb3cl0
スコープを覗きながら動かすと、目の前にあるリアルな風景が、位置情報カメラにより事前に撮影された風景とリンクし、新しい風景が見えるscope project。
https://www.youtube.com/watch?v=1fGHRRn4m0U
 

関真奈美さんは、言語とイメージ、物理空間と多次元に代理表象された空間を往来する手続きをふむ作品を制作されています。
http://manamiro.tumblr.com/
街中で花を買う人や、カートを引き荷物を運ぶ人、掃除をする人、本屋で立ち読みをする人、道路を歩く人、案内図を見る人などの動作を背後で真似る映像作品「shadowing」
https://vimeo.com/48220455
http://manamiro.tumblr.com/page/14
古道具屋やリサイクルショップで作品のために購入した物のストーリーを元に、物語の文節ごとに連想される物を時系列に陳列し、それらを計り重さ順に写真を並べ再構築をする「他人の話を聞くようにして考えてみるきかい/運び屋」
https://vimeo.com/88119308
https://vimeo.com/126733361
http://manamiro.tumblr.com/page/19
「歩きながら読むテキスト『歩きながら辿る生活世界』」
http://manamiro.tumblr.com/page/2
架空の人物のアカウントから各々の持ち物をネットオークションに出品するプロジェクト。
http://manamiro.tumblr.com/page/8
などを発表されています。今回のdikeの展示の前に二人の作品について、webでご覧頂くとstudy tablesの作品についてより理解出来ると思います。
 

今回dikeでの展示ではカート・ヴォネガット・ジュニアの「スローターハウス5」を元に、日常生活や空間が解体され再構築された、映像、文章、写真などで構成される展示になります。dikeでの日常も分解され時間/視覚/聴覚が交差したような感覚が様々な視点で提示され、リアルタイムとは何か‥改めて考えさせられます。
 

7/22(土)16時〜きりとりめでるサンをゲストに立話トーク&オープニングパーティー、7/30(土)16時〜平間貴大サン、やすGサンと立話/dike二人とトーク&クロージングパーティーを予定していますので、是非お越し下さい。

 
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「(real) time と study tables」
space dike(スペース・ダイク)では、2017年7月21日(金)から30日(日)まで、「(real) time と study tables」を開催します。

ー私たち study tables は「リアルタイム」という言葉を巡って、現実と認識の確認作業(検証)を公開します。ー

study tables「(real) time と study tables」
・space dike告知ページ
https://spacedike.blogspot.jp/2017/06/real-time-study-tables.html
・study tables告知ページ
https://docs.google.com/document/d/1QKbfBfzc4JvmmlO8EbXxwfqHimBAhHhLB42O0p_yYqA/edit
・FBイベントページ
https://www.facebook.com/events/220939538427913/
・関連ツイートまとめ
https://togetter.com/li/1119238

【会期】 2017年7月21日(金)〜23日(日)、28日(金)〜30日(日)
【開廊】 金:16時〜20時 / 土日:13時〜19時
【会場】 space dike
 〒111-0021 東京都台東区日本堤2-18-4
 東京メトロ日比谷線 三ノ輪駅3番出口 徒歩5分
 http://spacedike.blogspot.jp/

【入場料】 300円

■関連イベント(※イベント参加費には入場料が含まれています。ご予約は不要です。)
ゲストとstudy tablesが展示を見ながら話しをします。立ち話への参加歓迎します。

【立話】study tables #1
7月22日(土) 16時〜
ゲスト:きりとりめでる
参加費:500円+1drink(300円〜400円程度)(プレゼント付き)
イベント終了後、ささやかなオープニングパーティーを予定しています。(別途要1drinkオーダー)

【立話】study tables #2
7月30日(日)16時〜
ゲスト:平間貴大、やすG
参加費:500円+1drink(300円〜400円程度)(プレゼント付き)
イベント終了後、クロージングパーティー&ミニトーク(study tables + space dike)を予定しています。(別途要1drinkオーダー)

2016年10月1日から12月31日まで行われた制作イベント「92日マラソン」のメンバーと共に、展示を見ながら立話をします。
92日マラソンHP : https://ninety-two-marathon.tumblr.com/

■プロフィール
study tablesについて:
tadahiと関真奈美によるユニット。
2012年に出会い、言葉とイメージを巡る問題と、制作プロセスに(硬くとも緩くとも)システムが両者とも導入されていることが徐々にわかってくる。バンド「put the cart before the horse」や制作イベント「92日マラソン」に参加。2017年に合流地点を見出してstudy tablesを結成。初回のテーマは「リアルタイム」について。
https://goo.gl/OQhel8

tadahi(ただひ)
多摩美術大学大学院情報デザイン研究領域修了。独自のシステムを用いた作品制作やバンド活動等を行う。主な展覧会に「全的に歪な行且 -第二-」(ICC、2008)、「再想起」(モデルルーム、2014)、「タダ飯を山で食った」(SOBO、2016)。
http://tadahi.com/

関真奈美(せきまなみ)
2013年武蔵野美術大学彫刻学科卒業。言語とイメージ、物理空間と多次元に代理表象された空間を往来する手続きをふむ。主な作品に「boy meets cow」引込線2013 ゼミナール給食センター(2013)、「ピンク・ジェリー・ビーンズ」TABLAE(2016)、「乗り物」blanClass(2017)など。
http://manamiro.tumblr.com/

■関連イベントゲスト
きりとりめでる
1989年生まれ。2015年にtadahiさんと出会う。デジタル写真論、日本現代美術を中心に研究を行っている。展覧会企画としては2017年に渡邉朋也個展「信頼と実績」(ARTZONE/京都)、2016年「フィットネス. | ftnss.show」(akibatamabi21/東京)。
http://twitter.com/kiriori_m/

平間貴大(ひらまたかひろ)
新・方法主義者。1983年生まれ。2010年8月、個展「第1回平間貴大初レトロスペクティブ大回顧展」、「『反即興演奏としてのマラン・メルセンヌジャン=ジャック・ルソー』 『10年遅れた方法音楽としてのマラン・メルセンヌジャン=ジャック・ルソー』同時開催展」、「『最高写真展』『世界最高写真展』同時開催展」。同年9月、新・方法主義宣言。2011年8月、個展「無作品作品展」。2015年6月より野方ハイツメンバー。2016年5月、美術家の中ザワヒデキによって発足した人工知能美学芸術研究会の発起人。
http://qwertyupoiu.archive661.com/

やすG(やすじー)
1990年 長野県生まれ
ドローイングや漫画を作っている
音楽グループ 「ニセ科学 」のメンバーでもある
http://twitter.com/yasuGGG_




「始末をかく レプレゼンテーションズ1「文(かきことば)」ほか」

次回space dikeでは6/16〜18と6/30〜7/2まで「始末をかく レプレゼンテーションズ1「文(かきことば)」ほか」を開催します。

去年dikeに武久さんが展示を見にいらして下さり、アートスペースについて色々と会話して、是非上演したい…とお話しを頂き実現しました。
今年3月に生活工房ギャラリーで行われた、アーティスト集団 始末をかく「生活はふるさとのように上演されている」
http://d.hatena.ne.jp/aon9/20170318/1497033768
6月13日にblanClassで行われた岸井戯曲を上演する。#10[かり]
http://d.hatena.ne.jp/aon9/20170613
の写真を少しだけブログにまとめてみたので、ご参考にして下さい。

私自身、生身の人間から人の会話が誇張されセリフとして出てくるのが苦手で、今まで演劇を見るという事をあまりしてきませんでした。ここのところの演劇ブームで、見に行った方々から話しを聞き、美術が置き去りにしてきた身体性やリアルタイムで動き変化していく作品性、入場料制にして客の生の声を取り入れていく事の重要さ..などを色々な方と話していたところでした。

岸井大輔さんが作る空間には、絵画や立体、インスタレーションの展示空間もあれば、演劇やダンスや音楽の演奏もあり、その上演中に仕事の打ち合わせの会話があったり、皆で食事をしたり、私たちの行為ひとつひとつが「演劇」という舞台に取り込まれます。今まで見てきた美術界のパフォーマンスや音楽の在り方と、どのような相異があり何故今「演劇」なのかを考えるきっかけになればと思っています。

今回dikeで上演して頂く作品は、先日blanClassで上演された「かり」と兄弟のような関係の作品になるそうですのでお楽しみに!前売り予約受付中ですので下記アドレスへよろしくお願いします。
https://spacedike.blogspot.jp/2017/05/shimatsu.html

「始末をかく」関連リンク
始末をかく:http://scratchsettlement.tumblr.com/
始末をかくTwitterhttps://twitter.com/shimatsuwokaku
関連ツイートまとめ:https://togetter.com/li/1116452

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始末をかく レプレゼンテーションズ1「文(かきことば)」ほか

space dike(スペース・ダイク)では、2017年6月16日(金)から18日(日)と6月30日(金)から7月2日(日)まで「始末をかく レプレゼンテーションズ1「文(かきことば)」ほか」を開催します。


私たちは2018年に演劇作品「始末をかく」を上演するため2013年からいろいろな活動と制作をしてきました。これから1年間、来年上演される劇が最終的に制作される様子を公開していきます。
「すべての表現は上演であり、上演とは複数人で繰り返すことのできる独立した何かを発見する公開制作である」

レプレゼントされること(※毎日この3つをご覧いただけます)
・岸井大輔による「文(かきことば)」出演 遠藤麻衣 カゲヤマ気象台 武久絵里 橋本匠
・小宮麻吏奈による「芭蕉をうえにいく」(オリジナル・岸井大輔2014)
・皆藤将による「ギャラリーに写真と花を展示する」(B to C「においをかぐ」村田紗樹 2015)
ほか

Facebookページ
https://www.facebook.com/events/781852815314114/

【日程】2017年6月16日(金) 17日(土) 18日(日)、6月30日(金) 7月1日(土) 2日(日)
【時間】金:19時30分ー22時(開場19時)/土日:18時30分ー21時(開場18時)
【入場料】2,000円
【定員】各回20名(要予約)
ご予約はshimatsuwokaku@gmail.comまで、タイトルを「1」とし、お名前と参加希望日、参加人数をメールください。

【会場】space dike
 東京都台東区日本堤2-18-4 [ 地図 ]
 東京メトロ日比谷線三ノ輪駅3番出口 徒歩5分
 http://spacedike.blogspot.jp/
 https://twitter.com/spacedike/

【出演者とプロフィール】
遠藤麻衣
俳優、美術家、「二十二会」主宰。1984兵庫県生まれ、東京在住。東京芸術大学美術研究科博士後期課程に在籍。「演じる」というテーマを軸に、美術や演劇など領域横断的な活動を展開している。主な展覧会に「MOTアニュアル2016 キセイノセイキ」(東京都現代美術館, 2016)、「ボクは神の子を妊娠した。」(TAV GALLERY, 2015)、「アイ・アム・フェミニスト!」(GALLERY BARCO, 2015)。また、主な出演に《シティⅢ》(sons wo: /六本木新世界、鴨江アートセンター,2017)《へんなうごきサイファー》(二十二会, 2014~)、《イスラ!イスラ!イスラ!》(岡崎藝術座/三重県総合文化センター, 2016)《始末をかく》(岸井大輔, 2013~2018)、 《透明な隣人 〜8 -エイト-によせて〜》(西尾佳織/フェスティバルトーキョー14,2014)。
http://www.maiendo.net/

皆藤 将
写真家/アーティスト/新・方法主義者。1984年東京都生まれ。2008年上智大学卒業。美学校卒業。2004年よりアーティスト活動を開始。2012年に中ザワヒデキの「新・方法」脱退に伴い、「新・方法」に加入。以降、新・方法主義者としても活動。近年の参加プロジェクトに「写真家集団 Three Delta Triangles」(2016〜)、「よそものアート」(2016)、「生活はふるさとのように上演されている」(2017)、など。美学校の運営スタッフでもある。
http://masarukaido.com/

カゲヤマ気象台
劇作家・演出家。1988年静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。演劇プロジェクトsons wo:代表。東京と浜松の二都市を拠点として活動する。ディストピア以後の世界観、現代詩的な言語感覚、おかしみと悲哀のある演出が特徴。主な作品に『野良猫の首輪』(2013)『シティⅠ-Ⅲ』(2015-2017)など。2015年度よりセゾン文化財団ジュニア・フェローに選出。F/T13公募プログラム参加。『芸創CONNECT VOL.6』最優秀賞受賞。
http://sonswo.com/

岸井大輔
劇作家。1970年生。他ジャンルで遂行された創作方法による形式化が演劇に可能かを問う作品群を発表している。代表作「potalive」「東京の条件」「好きにやることの喜劇(コメディー)」
https://www.kishiidaisuke.com/

小宮 麻吏奈
アーティスト/1992年アトランタ出身。 自身の身体を起点とし、新しい生殖/繁殖の方法を模索している。近年の主な展示・参加プロジェクトに「小宮花店」(2016.6〜2017.6)や、オルタナティブスペース「野方の空白」(2016〜)の運営、岸井大輔主宰「始末をかく」シリーズへの出演などが挙げられる。
https://www.marinalisakomiya.com/

武久絵里
彫刻家。1984年東京生まれ。現実の彩度を底上げすることが仕事。主な展示「まばたきの分解」(ギャラリーモーツァルト/2011年・同時代ギャラリー/2016年)「coule encore」(espace27/ジュネーブ/2016年)。2014年より横浜にスタジオ「bear」を構え活動中

橋本 匠
トランスフォーマー。「イメージ」と人類の関係を表現する。媒体としてはパフォーマンスを扱う。演劇ユニット山山山代表。アーティストAokidとの共作で、横浜ダンスコレクション2016審査員賞を受賞。
http://takumihashimoto.info



岸井戯曲を上演する#10[かり]


blanClassで行われた岸井戯曲を上演する。#10[かり]。岸井大輔さんの戯曲を元に構成された4つの上演とひとつの漫画。
 

父の死が夢か現実か‥ある男の迷夢のつぶやきから始まる大石将弘さんのバージョンA。ひとつのコード音が増幅され、ピアニカの音やスケジュール帳に糸を通す行為によって拡張されていく寒川晶子さんバージョンB。
 

目の前で数枚の用紙をカッターで切り出し幣を作り、かすかに胸ポケットからなる音を聴き、窓の外の音や風を感じながら神楽を舞う岸本昌也さんバージョンC。二人の女子の日常会話から出産にまつわる話しが展開され、元になったシェイクスピアの戯曲が携帯のGoogle同時翻訳ソフトで読み上げられ、その言葉にひれ伏すような表情が今回一番印象に残った(ラストのキャバ嬢が名刺を配る演出も良い)COLLOL田口さん、八田さんバージョンD。
 

大石さんのバージョンに通じるような、いなくなった彼女の妹が突然絵から現れ、夢と現実の狭間で会話するようなストーリーが展開される今井新さんの漫画。続きが凄い気になる。
 
黒嵜想さんとのアフタートークのおかげで演劇を見慣れない私でも、演劇の中の戯曲の役割が少し理解出来た気がした。音楽と演劇を一緒の場所で上演すると、いつも見ている音楽のライブ、パフォーマンスの在り方とかなり違って見え、それが何なのか今後考えたい。
 
・blanClass HP
http://blanclass.com/japanese/schedule/20170610-11/

・岸井大輔さんHP
https://www.kishiidaisuke.com/