原宿のcafe na.で、渋谷手芸部とKakara Woolworksが
主催された紡ぎカフェに参加して来ました。


Kiwi craftのワークショップでは、ニュージーランド
マオリの女性が考えた、長く撚りのかかっていない
ロービングの状態の紡ぎ方を教わりました。


1つめは、グリージーフリースを少量取り、手でほぐして
左手で片方を押さえながら、右手で一本の糸になるように
少しづつ繋げながら糸にして、それを麻を敷いた足の上に
のせて、手で転がしながら紡いでいくやり方。


2つめは、スライバーを少しづつひっぱりながら、
あみ棒(私は12号編み棒を持参)にくるくると巻き付けて
糸にしていく紡ぎ方。30分ぐらいそのまま
放置しておくと糸が馴染むそうです。


3つめは、糸にした状態のものを2本用意して、
片方を押さえながら、足のすねで上から下に
糸を転がし、その糸を下から上に転がし戻して
単糸を双糸にするやり方。


手と棒と羊毛さえあれば、どこででも糸に出来る
テクニックで、原始的だけれどとても興味深い手法でした。
編むだけの量を、この方法で紡ぐのは時間がかかりそうだけれど、
その分だけ手のぬくもりが伝わった糸が出来て面白かったです。



細いコットンなどを紡ぐチャルカを持参されていた方がいて、
初めて見るチャルカに興味津々で見ていました。
油絵の具入れのような木箱を開くと、クルクルと手で回す
車が付いていて、ゆっくり回しながら糸を紡いでいきます。



Kakaraサンには初めてLouetの紡ぎ車ヴェクトリアを
紡がせてもらったり、渋谷手芸部の皆さんが持参されていた
カラフルなバッツや糸、さをり織りの作品、アクセサリー、
キラキラ素敵な手作りスピンドルや、刺し子のジーンズ、
鞄に付けているかわいいマスコットなどなど、
本当に素敵で個性的な作品がいっぱいで、
わくわくしながら拝見していました。
皆が話していた80歳を超えるスピンドルマニアの
おばあさんの話しが興味深かった。
紡ぎは編み物とは違った世界が広がっていて、
私も紡ぎ車を習ってみたいな..と思った楽しい一日でした。
初めてお会いしたにもかかわらず、素敵な手づくりバッツを
プレゼントしてくれた方がいて、しばらく放置していた
スピンドル熱が上がりそうです。