渋谷O-NESTでのエクス・ポナイトへ行って来ました。
少し遅れて行ったら、既に佐々木敦大谷能生のDJは始まっていました。
LIVEは泉・宇波・中尾トリオから。覆面の3人の
怒濤のギター、ベース、ドラムの音が鳴り響いて
叫んでいる姿は圧巻だった。ヘビーメタル?ハードコア?!!
HOSEとは全然違った音が見られて面白かった。


大谷能生+戸塚泰雄+佐々木敦の実験朗読。
それぞれが読み上げる言葉と音が、ノイズコラージュのように
重なり合う。「エリック・サティ〜..」と言っていたところは
サティの音を使っているのは分かったけれど、他は分からなかった。
ちょっと長かったかな、と思った。


吉田アミ×雨宮まみ×鈴木謙介トーク
エクス・ポというよりは、Lifeみたいだった。
雨宮サンがどんな人か初めて分かった。
それぞれの仕事とライフスタイルの線引きみたいな
話しが面白かった。やはり女子は強い。


オブ・ザ・ベースボール

オブ・ザ・ベースボール

豊崎由美×仲俣暁生×円城塔トーク
円城サンの小説は読んだ事がなかったけれど、
経歴が面白い人だな..と話しを聞いていて
思ったので、作品にも興味が湧いた。
文学の世界でも、お上に逆らった発言を少しでもすると
芥川賞が取れない...というような事があることを知り、
悲しくなった。素晴らしい作品を書いていたとしても、
無視し続けられる日本の表現の土壌って
何なんだろうと思った。



frolicfon

frolicfon

FilFlaのライブ。トータス+マイブラ電子音楽的な
楽器と電子音が気持ちよく響くライブ。
インストの曲の方が私好みだったけれど、
Vo.が入るPOPな曲も良かった。
視聴した時はmiroqueの方がいいかな...
と思っていたけれど、ライブを見てからFilFlaも
改めてディスクで聞きたくなった。
この日一番面白かったユニットだった。
今度実家に帰った時に、楽器を持ってこようと思った。



冨永昌敬×松江哲明×直井卓俊、
アウェイな場所での本音トーク
フィクションで映画を撮る冨永サン、
ノンフィクションで映画を撮る松江サンのトーク
映画を作る手法は違うけれど、制作する時の
スタンスに、お互い刺激しあっていていいなっと思った。
映画制作は一人で完結するものじゃないので難しい。
役者やカメラマン、プロダクションなどの調整。
規模が大きくなってくると資本管理も大変そうだし。
その中で自分が作りたい作品を完成するのは、
困難な作業の連続だと思うけれど、自分だけではない
何かに作品の良さが助長されるんだな...
と話しを聞いていて思った。
冨永サンは、オダギリ+香椎を結びつけた過去の人...と
言われると話していて可笑しかった。



以前、佐々木サン主催のイベントに良く行っていた時と
随分客層が違うな..と感じたイベントだった。
クロスビートなどでの、音楽や映画についての小さな記事を
見つけて、レコードを買い漁っていた10代、
UNKNOWNMIX以降のクラブイベントに通った20代。
音楽だけじゃなく、様々なジャンルに常に進化しているのは
面白くもあり、何かが物足りなくもある..と感じた日でした。