文化系トークラジオLife作者: 津田大介,斎藤哲也,柳瀬博一,佐々木敦,仲俣暁生,森山裕之,鈴木謙介出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 2007/11/08メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 100回この商品を含むブログ (96件) を見る


最近楽しみに聞いているポッドキャスト
文化系トークラジオLife
紀伊国屋ホールで公開イベントがあったので行ってきました。
YMOが初ライブをやった所..という事もあってか、
400人ぐらいのホールがほぼ満員の、熱気が立ち込めていて
盛り上がり、面白いトークイベントでした。
「働くという事」「大人になるという事」「社会に入る」
というお題で、3つのセッションに分かれて二人づつの対話。



最後のセッションの、地方から出てきて、社会に入るではなく
出る感覚が強かったという、佐々木敦森山裕之のトーク
興味深かった。クイックジャパンスタジオボイスなどで
政治の特集がされ、サウンドデモなどが盛り上がり、
政治のサブカル化、サブカルの政治化..と言われる近年。
その後の皆でのトークセッションで、日経BP社の柳瀬さんが
言っていた、今の様々な問題が、全て役人のチェック機構の
甘さに通じ、民主主義じゃない日本の政治を変えるのは
「消費」という言葉が印象に残った。
中国の30歳以下の若い世代は、間違いなく日本の
マンガ、アニメ、海賊版などの文化に影響されていて、
スラムダンクのフィーバーからバスケプロリーグが
出来る程の社会現象だという。
役人が日本を潰したがるのも無理がない話しか...
私は多感な青春時代、佐々木敦のリスペクトする音や文を
クラブで聞いて育ったローファイ、フニャモラー世代なので、
チャーリーが育った失われた10年、ポストゼロ年代より
上の世代なのだけれど、同じ時代を生きてきた者として
新しい表現が形になろうとしている場の熱気は、面白いです。
女として主婦として日常の中で「豆腐屋で豆腐を買う」事を
真剣に考えたいと思った日でした。。
CDRマガジン「ベクトルズ」の展開も楽しみに。。


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